ワタシラガ育成論「ポケモン剣盾(ソードシールド)」
ワタシラガはポケモン剣盾(ソードシールド)で新しく登場したポケモンだ。
育成論について紹介していく。
ポケモン | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ワタシラガ | 60 | 50 | 90 | 80 | 120 | 60 | 460 |
タイプ:草
4倍弱点:なし
2倍弱点:炎・氷・毒・飛行・虫
1/2軽減:水・電気・草・地面
1/4軽減:なし
効果なし:なし
特性:わたげ
さいせいりょく
ほうし(隠れ特性)
ワタシラガの育成論目次
性能考察特性考察
技考察
わたげ起点作り型
さいせいりょく撃ち逃げ型
物理受け型
パーティメンバー考察
対策
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ワタシラガの性能
ポケモン剣盾(ソードシールド)のワタシラガは単草タイプ。合計種族値は低めで、特防が非常に高く特殊耐久はあるが、それ以外は平凡。
一方で特性は「わたげ」と「さいせいりょく」が非常に強力。
「わたげ」であれば相手が攻撃してくるだけで相手の素早さを下げられ、
「さいせいりょく」であれば引っ込めるだけでHP回復できるためサイクル戦に強くなる。
能力値が低く弱点が多いので、戦う相手を選び、特性を上手く活用することが重要になるポケモンだ。
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ワタシラガの特性
わたげ(攻撃を受けると、自分以外の素早さランクを1段階下げる)
さいせいりょく
(手持ちに戻ると最大HPの1/3回復する。)
ほうし(隠れ特性)
(接触技を受けた特に30%の確率で相手を毒、麻痺、眠り状態のどれかにする)
考察
「わたげ」と「さいせいりょく」の2強。
「わたげ」は相手が攻撃するだけで発動可能であり、簡単に素早さ低下をすることが可能。
相手の高速アタッカーを機能停止させたり、素早さ逆転で次ターン先制を狙うことができる。
ワタシラガを倒されてしまったとしても、相手は素早さ低下を避けられず後続サポートとなる。
「さいせいりょく」は手持ちに戻るだけで最大HPの3分の1も回復できてしまうのが非常に強力。
撃ち逃げ向きの「リーフストーム」もあわせ、サイクル戦で力を発揮することができる。
「ほうし」は相手が接触技を使い、かつ30%の確率で発動なので、役立つことが少ない。
全く役立たないことはないが、「わたげ」と「さいせいりょく」が強力すぎるので選択肢には入らない。
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ワタシラガの技考察
特殊技技名 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
リーフストーム | 草 | 130 | 90 | 自身の特攻↓↓ | タイプ一致技。威力がとても高いが、火力が下がるので撃ち逃げ向き。手持ちに戻すだけで回復できる「さいせいりょく」と相性がいい。 |
エナジーボール | 草 | 90 | 100 | 特防↓10% | タイプ一致技。威力と命中が安定している。 |
ギガドレイン | 草 | 75 | 100 | 与えたダメージの半分回復。 | タイプ一致技。威力は低めだが、HP回復できるのが優秀。 |
くさむすび | 草 | 20~120 | 100 | 相手の重さによって威力が変わる。 | タイプ一致技。重い相手に刺さるが、ダイマックスには無効なのでやや使いづらい。 |
ハイパーボイス | 無 | 90 | 100 | 音技。 | 威力と命中が安定しており「みがわり」貫通。弱点はつけないがワタシラガの貴重なサブウェポン。 |
ウェザーボール | 無 | 50 | 100 | 通常から天気が変わっている場合、威力が2倍になり技タイプが変わる。 | 晴れなら炎。雨なら水、あられなら氷、砂嵐なら岩タイプになる。相手が天候を変えてくれれば有効に活用しやすい技。 |
かふんだんご | 虫 | 90 | 100 | ダブルで味方を狙うとHP半分回復 | 威力命中が安定しているサブウェポン。草タイプと攻撃範囲がかぶってしまう。ダイワームで相手の特攻↓ができ、特殊耐久を高められる。 |
物理技
技名 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
こうそくスピン | 無 | 50 | 100 | 自身の素早さ↑、設置系・拘束系の技解除 | 物理技だが第8世代で自身の素早さが上がるようになり大幅強化されているので使う価値はある。Sに振っておけば素早さ逆転も狙える。 |
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補助技
技名 | タイプ | 命中 | 効果 | 備考 |
---|---|---|---|---|
やどりぎのタネ | 草 | 90 | 毎ターン相手の最大HPの1/8を奪い、その分自分のHP回復を行う種を相手に植え付ける。 | 優秀な回復兼攻撃手段。特にワタシラガは火力が高くないので優先度は高い。 |
ねむりごな | 草 | 75 | 相手を眠り状態にする。 | 相手を眠らせる技としては命中高め。強力なので優先度は高め。草タイプや相手の特性「ぼうじん」に注意したい。 |
しびれごな | 草 | 75 | 相手を麻痺状態にする。 | 地面タイプも麻痺にできる。ただし麻痺技としては命中率低め。 |
こうごうせい | 草 | - | 通常はHP半分回復。天気によって回復量が変化する。 | ダイマックス技や特性で天候が変化するので、回復量が不安定であることに注意したい。 |
コットンガード | 草 | - | 防御を3段階上げる。 | 物理アタッカーが攻撃してくる前に積めれば物理受けも可能なステータスとなる。 |
アロマセラピー | 草 | - | 味方全員の状態異常を回復する。 | 自分だけでなく控えの味方の状態異常も回復できる強力な技。PPが少ないのでポイントアップなどは使っておきたい。 |
ひかりのかべ | 超 | - | 特殊攻撃によるダメージを2分の1にする壁を張る。 | 高い特殊耐久を更に強化でき、味方サポートにもなる。 |
あまえる | 妖 | 100 | 攻撃↓↓。 | 相手の物理アタッカーを機能停止させられる。 |
みがわり | 無 | - | HPの4分の1を使って身代わりをつくる。 | 相手の素早さ低下ができればやどりきのタネとあわせてやどみがしやすい。 |
こらえる | 無 | - | ひんしになる攻撃を受けても、必ずHPが1残る。連続で出すと失敗しやすい。 | 強引に「わたげ」の発動回数を増やしたり、相手がダイマックスした際のターン稼ぎに使える。 |
まもる | 無 | - | 受ける技を無効化する。 | 様子見や相手ダイマックス時・やどりきのタネ使用時の時間稼ぎに使える。 |
グラスフィールド | 無 | - | 場をグラスフィールドにする。 | 自身の火力アップ。HP回復、相手の地面技の火力ダウンを行うことができる。 |
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わたげ起点作り型ワタシラガ
努力値HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 |
---|---|---|---|---|---|
252 | 0 | 4 | 0 | 0 | 252 |
性格:ずぶとい(防御↑・攻撃↓)ORおだやか(特防↑・攻撃↓)
特性:わたげ
道具:だっしゅつボタン・だっしゅつパック・メンタルハーブ・ひかりのねんど・ゴツゴツメット
優先技:リーフストーム・ひかりのかべ・あまえる・ねむりごな・やどりぎのタネ
選択技:エナジーボールORギガドレイン・こうごうせい・しびれごな・こらえる・アロマセラピー
相手のアタッカーに繰り出して、攻撃を受けて「わたげ」による素早さ逆転を狙うワタシラガ。
素早さ逆転した次ターンは攻撃OR補助技で先制して、相手に攻撃されて倒される。
相手は素早さ2段階低下状態となっているので後続で起点にできる。
素早さ1段階低下で素早さ逆転するため、素早さ252振り補正なしに調整している。
素早さ1段階低下状態でリザードンをぎりぎり抜け、サザンドラ・ミミッキュ抜きに調整されているポケモンも抜ける。
注意すべきは相手の「ちょうはつ」や積み技。
火力は低いので、「ちょうはつ」されてしまった場合は相手によっては引くしかない。
積み技については相手が物理アタッカーなら「あまえる」があればある程度対策にはなる。
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さいせいりょく撃ち逃げ型ワタシラガ
努力値HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 |
---|---|---|---|---|---|
252 | 0 | 0 | 252 | 0 | 4 |
性格:ひかえめ(特攻↑・攻撃↓)
特性:さいせいりょく
道具:こだわりメガネ・とつげきチョッキ・だっしゅつパック
確定技:リーフストーム
選択技:ギガドレイン・ハイパーボイス・ウェザーボール・かふんだんご
「リーフストーム」を活かして撃ち逃げし特性「さいせいりょく」で回復して「サイクル」を回すワタシラガ。
特攻種族値は80と高くはないが、威力130の「リーフストーム」と「こだわりメガネ」をあわせればかなりの火力が出る。
「ちょうはつ」を使ってくる相手が多く、奇襲性も高い。
技スペースに余裕があり、回復用に「ギガドレイン」を覚えさせ、草技2つの技構成にするのも選択肢となる。
「とつげきチョッキ」を持たせた場合には特殊受けの役割も果たせるようになる。
戦況を見てダイマックスする選択肢もある。
「こだわりメガネ」を持たせている場合は効果は消えるが交代せずに技変更が可能となる。
「とつげきチョッキ」を持たせている場合はダイワームを使用して相手の特攻を下げれば、
元々高い特殊耐久とあわせ、相手はワタシラガを突破することが困難となる。
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物理受け型ワタシラガ
努力値HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 |
---|---|---|---|---|---|
252 | 0 | 252 | 0 | 0 | 4 |
性格:ずぶとい(防御↑・攻撃↓)
特性:さいせいりょく
道具:ゴツゴツメット・たべのこし・メンタルハーブ
確定技:コットンガードORあまえる・やどりぎのタネ
優先技:こうごうせい・ねむりごな・エナジーボールORギガドレイン
選択技:ひかりのかべ・アロマセラピー・しびれごな
物理耐久は決して高くないが「コットンガード」OR「あまえる」と特性「さいせいりょく」でごまかして物理受けをする型。
「コットンガード」OR「あまえる」を使う前の物理耐久は頼りなく、この状態で一撃凌がなければならない。
弱点をつかれると簡単に落とされる場合もあるので注意したい。
「コットンガード」OR「あまえる」を使った後は回復手段が数多くあり、物理アタッカーの攻撃を受け止めることが可能となる。
「やどりぎのタネ」を放てば、回復ソースになり、別のポケモンに交代された場合にも刺さる。
「ちょうはつ」が天敵となるので要注意。
攻撃技としてエナジーボールORギガドレインは入れておきたい。
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ワタシラガのパーティメンバー考察
ワタシラガの弱点は炎・氷・毒・飛行・虫と多い。特に特性「さいせいりょく」の場合はサイクル戦をすることになるので、交代用のポケモンを必ず用意しておきたい。
おすすめなのはドヒドイデであり、炎・氷・毒・虫を半減し、飛行も等倍だ。
耐久力が高く特性「さいせいりょく」を持ち、ワタシラガと同じくサイクル戦向きのポケモンなので相性がいい。
「いかく」持ちでそこそこ耐久もあるウインディやギャラドスもパーティメンバーとして候補となるポケモンだ。
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ワタシラガの対策
ワタシラガは特殊耐久に優れ、特性も強力。また、「コットンガード」OR「あまえる」で物理耐久も上げることが可能。
「ねむりごな」も危険。
とにかく厄介なのが変化技なので「ちょうはつ」してしまえば、大抵のワタシラガは機能停止する。
特性「わたげ」の素早さ低下は厄介だが特性「クリアボディ」のドラパルトであれば防げるので対策になる。
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