セキタンザン育成論「ポケモン剣盾(ソードシールド)」
セキタンザンは第8世代で新しく登場したポケモンだ。
「ポケモン剣盾(ソードシールド)」での育成論について紹介していく。
ポケモン | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
セキタンザン | 110 | 80 | 120 | 80 | 90 | 30 | 510 |
タイプ:岩・炎
4倍弱点:水・地面
2倍弱点:格闘・岩
1/2軽減:ノーマル・氷・毒・飛行。虫・フェアリー
1/4軽減:炎
効果なし:なし
特性:じょうききかん
ほのおのからだ
もらいび(隠れ特性)
セキタンザンの育成論目次
性能考察特性考察
技考察
じょうききかん型
サイクル戦型
耐久サポート型
パーティメンバー考察
対策
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セキタンザンの性能
ポケモン剣盾(ソードシールド)のセキタンザンはこの作品では唯一の岩・炎の複合タイプを持つ。火力と素早さはないが、非常に高い物理耐久と高い特殊耐久を持つ。
だが、耐久型の種族値を持つにもかかわらず、メジャーの4倍弱点を2つも抱えてしまっている。
4倍弱点攻撃を喰らえばいくらセキタンザンでも一撃で倒されてしまう可能性が高い。
種族値と耐性が噛み合っていないポケモンといえ、扱いには十分注意が必要。
一方で半減以下にできるタイプも7タイプあり、相手を選べば受けられる。
特性「じょうききかん」が発動すれば、ドラパルトを抜くほどの素早さを得ることも可能。
岩・炎は攻撃範囲も広いので弱点さえつけば火力の低さもカバーできる。
そして、「タールショット」、「おにび」、「ステルスロック」など補助技は有用なものが多い。
プレイヤー次第では活躍が可能なポケモン。
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セキタンザンの特性
じょうききかん(水または炎タイプの技を受けると素早さが6段階上がる。)
ほのおのからだ
(直接攻撃を受けると相手を30%の確率でやけど状態にする。)
もらいび(隠れ特性)
(受けた炎技を無効化し、自身の炎技の威力が1.5倍に上がる。)
考察
「じょうききかん」の優先度が高い。
特に炎技であれば4分の1にダメージ軽減できるので受けやすい。
水技についても、「こらえる」やダイマックスで耐えきれば発動可能。
この場合は「じゃくてんほけん」も発動でき、凄まじい抜き性能を発揮する。
「ほのおのからだ」は直接攻撃と限定されている上に発動確率30%。
全く役立たないとは言えないが、選ぶ価値はない。
「もらいび」は強力な特性だが、特性なしでも炎は4分の1にダメージ軽減できるので、
無効化しても恩恵は少ない。
よって優先度は低め。
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セキタンザンの技考察
物理技技名 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
ストーンエッジ | 岩 | 100 | 80 | 急所ランク+1 | タイプ一致技で威力は高めだが命中不安。 |
いわなだれ | 岩 | 75 | 90 | 怯み30% | タイプ一致技だが威力は低く、命中も90で外れる危険がある。トリックルームで使うなら怯み30%が活きることもある。 |
がんせきふうじ | 岩 | 60 | 90 | 素早さ↓100% | タイプ一致技だが威力は低いが、高速アタッカーを機能停止できる。ただし、自身で素早さ逆転はまず狙えない。サポートと思って使おう。 |
ロックブラスト | 岩 | 25 | 90 | 2~5回連続攻撃 | タイプ一致技。威力期待値は低いが、連続攻撃なので「みがわり」「ばけのかわ」「きあいのタスキ」などに刺さる。 |
フレアドライブ | 炎 | 120 | 100 | 火傷10%。反動1/3 | タイプ一致技。威力は高いが反動で耐久が削られてしまうのが欠点。 |
ほのおのパンチ | 炎 | 75 | 100 | 火傷10% | タイプ一致技。命中が安定しておりデメリットもないが、威力が低いのが弱点。 |
じしん | 地 | 100 | 100 | 効果なし | 威力・命中安定のサブウェポン。炎、岩、電気に刺さる。 |
ボディプレス | 闘 | 80 | 100 | 攻撃の代わりに防御でダメージ計算を行う。 | 防御種族値が高いのでそこそこ威力には期待できる。特に攻撃に振らないなら優先度高め。 |
アイアンヘッド | 鋼 | 80 | 100 | 怯み30% | 威力は低めだが命中安定。フェアリーに刺さる。素早さが低すぎ「トリックルーム」下でなければ怯み30%は活かせない。 |
ジャイロボール | 鋼 | 1~150 | 100 | 素早さが相手と比べて低いほど威力が上がる。威力=(25×相手の素早さ÷自分の素早さ)+1 | 自身の素早さが低いのでそこそこ威力が出る。対フェアリー。 |
ヘビーボンバー | 鋼 | 40~120 | 100 | 自分の重さが相手より重いほど威力が高くなる。 | 自身の重さが310.5kgとかなり重いため威力は出やすい。だが岩タイプには重い相手が多く刺さりづらい。 |
だいばくはつ | 無 | 250 | 100 | 自分が瀕死になる。 | 役割を終えた後の退場技。不一致技で攻撃種族値も高くないので、そこまで威力には期待できないので注意しよう。 |
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特殊技
技名 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
オーバーヒート | 炎 | 130 | 90 | 自身特攻↓↓ | タイプ一致技。威力は高いが、連射が効かないので撃ち逃げ・または両刀をする場合に有効。 |
だいもんじ | 炎 | 110 | 85 | 火傷10% | タイプ一致技。オーバーヒートと違い連発できるのが長所。威力は高めだがオーバーヒートに劣り、命中率がやや不安。 |
かえんほうしゃ | 炎 | 90 | 100 | 火傷10% | タイプ一致技。威力は高くないが命中が安定しているのが特徴。ただ、セキタンザンは特攻も高くないので火力に不安が残る。 |
ねっぷう | 炎 | 95 | 90 | 火傷10% | タイプ一致技。「かえんほうしゃ」より威力が5高いが命中が10も下がっているのでおすすめできない。ダブルでは有用。 |
げんしのちから | 岩 | 60 | 100 | 自身の全能力↑10% | タイプ一致技。威力が低いのが欠点。特殊でのダイロック使用用としては使える。 |
だいちのちから | 岩 | 90 | 100 | 特防↓10% | 炎・岩・電気に刺さるサブウェポン。 |
ねっとう | 水 | 80 | 100 | 火傷↓30% | 攻撃回数を稼げれば、火傷で相手物理アタッカーの機能停止が狙える。 |
ソーラービーム | 草 | 120 | 100 | 溜め攻撃 | ダイソウゲンで水・地面対策として使うのが基本。あるいは日照り状態でソーラービームの2通り。通常は溜めが必要で使いづらい。 |
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補助技
技名 | タイプ | 命中 | 効果 | 備考 |
---|---|---|---|---|
タールショット | 岩 | 85 | 素早さ↓100%。相手の弱点に炎を追加する。 | セキタンザン専用技。自身の炎技で弱点をつけるようになるので交代読みなどで使っていくといい。 |
ステルスロック | 岩 | - | 相手の場をステルスロック状態にする。相手が交代するたびに(最大HPの1/8×岩に対する相性)のダメージを与える。 | サポート技。サイクル戦に持ち込めば、より相手に負荷をかけられる。 |
おにび | 炎 | 85 | 相手を火傷させる。 | 命中が少し不安だが、物理アタッカーを機能停止できる。 |
こらえる | 無 | - | 先制で使え、瀕死になる攻撃を受けてもHPが1残る。 | 4倍弱点を受けての「じょうききかん」発動やダイマックスした相手への時間稼ぎとして使える。 |
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じょうききかん型セキタンザン
努力値(物理型)HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 |
---|---|---|---|---|---|
164 | 252 | 0 | 0 | 0 | 92 |
努力値(特殊型)
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 |
---|---|---|---|---|---|
164 | 0 | 0 | 252 | 0 | 92 |
性格:いじっぱり(攻撃↑・特攻↓)・ひかえめ(特攻↑・攻撃↓)
特性:じょうききかん
道具:じゃくてんほけん
確定技(物理):ストーンエッジORいわなだれORロックブラスト・ほのおのパンチORフレアドライブORオーバーヒート
確定技(特殊):だいもんじORオーバーヒートORかえんほうしゃ
優先技:こらえる
選択技(物理):じしん・アイアンヘッド・だいばくはつ
選択技(特殊):ソーラービーム・げんしのちから・だいちのちから・ねっとう・タールショット
炎技を呼んで繰り出すか、水技を「こらえる」で耐えて、特性「じょうききかん」を発動させるセキタンザン。
素早さは92振りで「じょうききかん」発動時に最速スカーフサザンドラを抜けるためおすすめだ。
ドラパルトをとにかく抜きたいだけなら素早さ28振りで可能。
火力が足りないので道具は「じゃくてんほけん」。
特に水技を「こらえる」で耐えれば「じょうききかん」「じゃくてんほけん」の同時発動が可能。
火力と速度を同時に手に入れ、一気に抜き性能が増す。
ただし、HPは1しか残っていないので先制技には非常に弱い。。
相手に先制技持ちが多くいる場合は、「こらえる」戦法を諦めるか、そもそもセキタンザンを選出しないという選択も必要。
炎技を受けた場合には「じょうききかん」発動で素早さは上がるが、「じゃくてんほけん」は発動しないため火力が足りない。
この場合は、ダイマックスで火力を上げるのも選択肢となる。
物理型は炎技に難あり。
「フレアドライブ」は反動があるので「こらえる」と相性が悪い。
「ほのおのパンチ」のほうがまだおすすめだが、威力が低い。
よって、選択技は特殊技の「オーバーヒート」を選ぶのも選択肢となるが、その場合は防御か特防に下降補正をかけた性格を選んだほうがいい。
特殊型は岩技が威力の低い「げんしのちから」しかなく炎技メインで運用するしかない。
炎技が効きづらい水・岩タイプを突破するために、「ソーラービーム」を覚えさせ、「ダイソウゲン」するのをおすすめする。
「タールショット」を覚えさせ、苦手な相手でも弱点をつけるようにするのも面白い。
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サイクル戦型セキタンザン
努力値HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 |
---|---|---|---|---|---|
252 | 252 | 4 | 0 | 0 | 0 |
性格:ゆうかん(攻撃↑・素早さ↓)
特性:もらいび
道具:こだわりハチマキ
確定技:ストーンエッジ・フレアドライブ
優先技:じしん・ステルスロック
選択技:オーバーヒートORもえつきる・ジャイロボールORアイアンヘッドORヘビーボンバー
セキタンザンは4倍弱点が2つもあるが、耐久は高く半減以下にできるタイプが7タイプと非常に多い。
強い相手には強く、弱い相手には弱いと言え、サイクル戦向きの性能と言える。
よって、「こだわりハチマキ」を持たせて火力を補い、高威力技を撃ち逃げして負荷をかけていく。
「ステルスロック」を最初に撒けていれば、相手より負荷をかけられる。
草タイプで耐久が高いポケモンがいれば、セキタンザン4倍弱点の水・地面を半減できるのでサイクルを回しやすい。
草タイプのポケモンが炎技を受けそうになったら、セキタンザンに交代して受け、「もらいび」発動で炎技の威力を上げる立ち回りもできる。
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耐久サポート型セキタンザン
努力値(物理耐久型)HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 |
---|---|---|---|---|---|
252 | 0 | 228 | 0 | 0 | 28 |
努力値(特殊耐久型)
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 |
---|---|---|---|---|---|
252 | 0 | 0 | 0 | 228 | 28 |
性格:わんぱく(防御↑・特攻↓)・しんちょう(特防↑・特攻↓)
特性:じょうききかん
道具:オボンのみ・たべのこし
確定技:ロックブラストORがんせきふうじ・おにび・ステルスロック
選択技:だいばくはつ・じしん
有利な相手に繰り出し、「ステルスロック」をまき、「おにび」で物理アタッカーを機能停止させる。
特に炎に対して繰り出せば「じょうきかん」で先手をとれるようになる。
素早さ28振りと最低限だが、「じょうききかん」発動時は最速ドラパルトを抜ける。
「みがわり」対策のロックブラストと積みの素早さ増加を阻止するための「がんせきふうじ」はどちらかを選択して起点になるのを防ぐ。
役割が終了したり、起点にされるのを防げそうにない場合は「だいばくはつ」で打撃を与えつつ退場する。
耐久を上げているとはいえ4倍弱点は耐えられないので後続に草タイプを用意しておくこと。
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セキタンザンのパーティメンバー考察
セキタンザンの弱点は水・地面・格闘・岩。このうち、水・地面タイプの技は4倍弱点なので、喰らえば一撃で倒されてしまう。
水・地面に強い草タイプをパーティメンバーに入れておきたい。
おすすめのパーティメンバーは草・ゴーストのパンプジンだ。
水・地面半減に加え格闘は無効にすることができ、耐久もある。
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セキタンザンの対策
セキタンザンに水技を撃つのは「こらえる」による「じょうききかん」発動があるので危険。だが、もう一つの4倍弱点、地面技に対してはセキタンザン側に対策する方法がない。
水技で突破せざるを得ない場合も、先制技も持っているなら、比較的安全に処理することができる。
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