ミミッキュ育成論「ポケモン剣盾(ソードシールド)」
ミミッキュは第7世代で初めて登場したポケモンだ。
育成論について紹介していく。
ポケモン | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ミミッキュ | 55 | 90 | 80 | 50 | 105 | 96 | 476 |
タイプ:ゴースト・フェアリー
4倍弱点:なし
2倍弱点:ゴースト・鋼
1/2軽減:なし
1/4軽減:虫
効果なし:ノーマル・格闘・ドラゴン
特性:ばけのかわ
ミミッキュの育成論目次
性能考察技考察
特性考察
物理アタッカー型
耐久振りアタッカー型
こだわりスカーフ型
パーティメンバー考察
対策
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ミミッキュの性能
ポケモン剣盾(ソードシールド)のミミッキュはゴースト・フェアリーの複合タイプを持つ。攻撃・特防・素早さが高めだが防御は並みでHPはかなり低く、合計種族値は低め。
だが、専用特性「ばけのかわ」が極めて強力で、あらゆる攻撃を一度だけ無効化する。
ポケモン剣盾(ソードシールド)では攻撃を無効化した時に最大HPの8分の1のダメージを受けるように弱体化されたが、それでも強すぎる。
「ばけのかわ」を相手がはいでいる間に攻撃したり、「つるぎのまい」「ビルドアップ」などで積んだり、
「おにび」、「でんじは」で相手を状態異常にするなど好き勝手できてしまう。
無効タイプがノーマル・格闘・ドラゴンなど3タイプもあり、
「ばけのかわ」をはがされずに後出しを狙うこともできる。
火力だけでなく攻撃範囲も優秀で、先制技「かげうち」や多数の補助技を覚えるなどスキがない。
しかも、第8世代ではダイマックスという有力な選択肢を手に入れた。
特にゴースト技は第7世代では威力70のシャドークローがメインウェポンであり火力が不足していたが、
「ダイホロウ」を撃てば威力120を出せ、しかも相手の防御を下げられる。
第7世代と比べダイマックスにより大幅に火力が増大したといえ、
弱体化を喰らっているのにさらに強くなっている意味不明のポケモンである。
できることが多すぎるため型も読みづらい。
以上のような理由から、使用率はトップクラスであり、非常に強力なポケモン。
ただし、以前以上の強さを得たために、以前以上に警戒されている。
多くのプレイヤーが「かたやぶり」ドリュウズや連発技を覚えるポケモンをパーティに入れるなどして対策をしている。
ミミッキュを使うならミミッキュ対策の対策を、パーティとも相談し行っていく必要がある。
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ミミッキュの特性
ばけのかわ(戦闘中、一度だけ相手の攻撃技を無効化し、代わりに最大HPの8分の1のダメージを受ける。)
考察
「ばけのかわ」は最強クラスの特性の1つ。
ダメージを伴う攻撃技を受けるとそれを無効化して最大HPの1/8ダメージだけ受け、「ばけのかわ」が解除される。
詳細は以下の通り。
・ 攻撃技を「ばけのかわ」で無効化しても、追加効果は発生する。
・。相手の攻撃が無効だった場合は、「ばけのかわ」は解除されない。
・アッキのみ・タラプのみは「ばけのかわ」」がある状態でも発動する。
・ 「でんじは」、「いたみわけ」などの変化技は無効化できない。
・「すなあらし」や「あられ」などの天候ダメージは無効化できないが、「ばけのかわ」は解除されない。
・「ばけのかわ」で攻撃を無効化した場合は効果抜群の攻撃でも「じゃくてんほけん」は発動しない。
・混乱での自傷ダメージでも「ばけのかわ」は解除される。
・連続技は最初の一撃を無効化するが。残りはダメージを受ける。
・「かたやぶり」のポケモンに攻撃されると「ばけのかわ」は無効。
・トレースされず、「なかまづくり」「いえき」で上書きされない。
・「かがくへんかガス」によって無効化されない。
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ミミッキュの技考察
特殊技技名 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
じゃれつく | 妖 | 90 | 90 | 攻撃10%↓ | タイプ一致技。命中は少し不安だが威力は安定しているメインウェポン。 |
シャドークロー | 霊 | 70 | 100 | 急所ランク+1 | タイプ一致技。威力は低いが命中安定。「するどいツメ」とあわせて急所を積極的に狙う戦術もある。 |
ゴーストダイブ | 霊 | 90 | 100 | 1ターン目に姿を消し2ターン目に攻撃。 | タイプ一致技。使いづらいが相手ダイマックス時の時間稼ぎに使えるメリットもある。 |
かげうち | 霊 | 40 | 100 | 優先度+1。 | タイプ一致先制技。非常に便利なのでほぼ必須。 |
ドレインパンチ | 闘 | 75 | 100 | 与えたダメージの半分回復。 | フェアリー半減の鋼に刺さる。威力は低いが回復が可能。 |
からげんき | 無 | 70・140 | 100 | 状態異常で威力倍増。 | 特に火傷での機能停止を防げるのは大きい。 |
ウッドハンマー | 草 | 120 | 100 | 反動3分の1。 | 水・地面や天敵パルシェンに刺さる。 |
物理技
技名 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
10まんボルト | 電 | 90 | 100 | 麻痺10% | パルシェンに刺さる。 |
かみなり | 電 | 110 | 70 | 麻痺30% | パルシェンに刺さるが命中不安。 |
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補助技
技名 | タイプ | 命中 | 効果 | 備考 |
---|---|---|---|---|
つるぎのまい | 無 | - | 自身の攻撃↑↑ | 自身の火力を倍増できる。「ばけのかわ」のおかげで積みやすい。 |
ビルドアップ | 闘 | - | 自身の攻撃・防御↑ | 自身の火力と物理耐久を強化。「ばけのかわ」のおかげで積みやすい。 |
でんじは | 電 | 90 | 相手を麻痺させる。 | 高速アタッカーに刺さる補助技。 |
おにび | 炎 | 90 | 相手を火傷させる。 | 物理アタッカーに刺さる補助技。 |
いたみわけ | 無 | - | 自分と相手のHPを2匹の残りHPの平均値にする。 | 自身のHPが低いので相性のいい削り技。 |
のろい | 霊 | - | 自分のHPを最大HPの半分だけ減らし、相手にのろいをかける。 | 削り・流し。退場に役立つ。 |
みちづれ | 霊 | - | この技の直後に相手の技を受けて瀕死になると相手も瀕死にする。 | 自身より遅い相手には特に刺さる。 |
ちょうはつ | 悪 | 100 | 3ターンの間相手は攻撃技しか出せなくなる。 | 相手の耐久型、サポート型のポケモンに刺さる。 |
みがわり | 無 | - | HPの4分の1を使って身代わりをつくる。 | 交代読み、様子見で使っていく。 |
トリック | 超 | - | 自分と相手の道具を入れ替える。 | こだわりスカーフ型の場合、耐久型を機能停止に追い込めるため候補。 |
ひかりのかべ | 超 | - | 特殊攻撃によるダメージを2分の1にする壁を張る。 | 自身の特殊耐久を更に高められ、味方サポートにもなる。 |
トリックルーム | 超 | - | 5ターンの間、素早さが低いポケモンから攻撃できるようになる。 | 自身の素早さが高めなのでやや使いづらい。ダブル用か? |
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物理アタッカー型ミミッキュ
努力値HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 |
---|---|---|---|---|---|
4 | 252 | 0 | 0 | 0 | 252 |
性格:ようき(素早さ↑・特攻↓)
特性:ばけのかわ
道具:いのちのたま・のろいのおぶだ
確定技:シャドークローORゴーストダイブ
優先技:かげうち・じゃれつく・つるぎのまい
選択攻撃技:ドレインパンチ・からげんき・ウッドハンマー・きゅうけつ
選択補助技:ビルドアップ・おにび・でんじは・みがわり
「ばけのかわ」による行動保証を活かした積み物理アタッカーとして運用するミミッキュ。
素早さはミミッキュのすぐ下の95族にウインディやガラルヒヒダルマがいるため最速推奨。
道具はゴースト・フェアリー技の両方の火力を上げたいなら「いのちのたま」、
「いのちのたま」でのダメージを重くみるならゴースト技のみの火力を上げる「のろいのおふだ」。
シャドークローORゴーストダイブ・かげうち・じゃれつく・つるぎのまいの技構成が安定するのでほぼ決まりと言える。
「つるぎのまい」を使った後はダイマックスで更に火力を上げて攻撃するのも選択肢となる。
特に相手の防御を下げる「ダイホロウ」を連射していれば、止められる物理受けは少ない。
ダイマックスを前提とするなら「ダイホロウ」の威力を上げられる「ゴーストダイブ」、そうでないなら「シャドークロー」を選ぶといい。
また、「ダイフェアリー」で状態異常対策も行うことも可能。
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耐久振りアタッカー型ミミッキュ
努力値HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 |
---|---|---|---|---|---|
228 | 148 | 132 | 0 | 0 | 0 |
性格:いじっぱり(攻撃↑・特攻↓)
特性:ばけのかわ
道具:のろいのおふだ
確定技:ゴーストダイブORシャドークロー
優先技:つるぎのまい・じゃれつく・かげうち
選択攻撃技:ドレインパンチ・からげんき・ウッドハンマー・きゅうけつ
選択補助技:ビルドアップ・おにび・でんじは・みがわり
ミミッキュの素早さ種族値は96。
そこそこ速いとはいえ、それより速い高速アタッカーと戦うことは多々ある。
また、ダイジェットなどで2ターン目から抜かれてしまうということもある。
その場合、素早さに振っても無駄だったと言っても過言ではない。
そこで、素早さに振らず、攻撃と耐久に努力値を振る構成のミミッキュが考えられる。
HPは228振りで、16n-1調整となり、「ばけのかわ」発動時のダメージなど定数ダメージが小さくてすむ。
防御に132振りすることで、ドリュウズのダイスチルをミミッキュがダイマックス状態であれば確定耐えする。
残りを攻撃に振って火力を確保した。
技構成はゴースト技・つるぎのまい・じゃれつく・かげうちでほぼ決まり。
ゴースト技についてはダイマックスする可能性が高いことから「ゴーストダイブ」の優先度が高い。
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こだわりスカーフ型ミミッキュ
努力値HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 |
---|---|---|---|---|---|
36 | 252 | 0 | 0 | 0 | 220 |
性格:いじっぱり(攻撃↑・特攻↓)
特性:ばけのかわ
道具:こだわりスカーフ
確定技:シャドークロー・じゃれつく
優先技:トリック
選択攻撃技:ドレインパンチ・からげんき・ウッドハンマー・きゅうけつ
選択補助技:おにび・みちづれ・のろい
中途半端な素早さを「こだわりスカーフ」で補い、先制を狙うミミッキュ。
先制がとれるなら「ばけのかわ」があるので、2回は行動することが可能。
素早さ220振り補正なしで、最速ドラパルト抜きに調整されているポケモンまで抜ける。
ドラパルトをぎりぎり抜くだけなら212振りで構わない。
技は「シャドークロー」と「じゃれつく」は確定。
積むことができず、火力不足になりがちであるため、耐久型に「こだわりスカーフ」を押し付けられる「トリック」の優先度が高い。
残りの技1つはフェアリー半減の格闘に刺さる「ドレインパンチ」、。
火傷での機能停止を防げる「からげんき」、先制で相手を火傷にして物理アタッカーの機能停止を狙える「おにび」がおすすめ。
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ミミッキュのパーティメンバー考察
ミミッキュの弱点はゴーストと鋼なので、この2タイプに強いポケモンを用意しておきたい。この2タイプに強く耐久もそこそこあるのは悪・鋼のキリキザン。
さらに、キリキザンの4倍弱点である格闘をミミッキュは無効にできるのでパーティメンバーとしてはそこそこおすすめできる。
ただし、ドリュウズには2体とも弱点を突かれてしまうため3体のポケモンで対応できるようにすること。
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ミミッキュの対策
注意点・「ばけのかわ」による行動保証が非常に強力。
・ノーマル・格闘・ドラゴンの3タイプに無効で繰り出し性能が高い。
・様々な型や調整が考えられ、読みづらい。
対策方法
「ばけのかわ」を無効化できる「かたやぶり」持ちのポケモンであれば有利。
「かたやぶり」ドリュウズであればタイプ相性的にも有利で、耐久振りでない限り、「ダイスチル」を撃てばダイマックスミミッキュでも一撃。
「かたやぶり」オノノクスはミミッキュより素早さが高く、先制で「ダイスチル」や「アイアンテール」を撃つことができる。
連続技持ちのパルシェンも有利。
「いのちのたま」持ちパルシェンであれば、「からをやぶる」→「つららばり」でダイマックスミミッキュでも一撃で倒せる。
ミミッキュはどの型でも物理アタッカー型であることには変わりなく、火傷にすると効果的。
ボルトチェンジやとんぼがえりを持っているポケモンを入れておけば、たとえミミッキュと対面しても、
「ばけのかわ」を解除しつつ有利なポケモンに交代可能。
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